【教会日記】NHK(新潟)にオルガンについて取材されました

オルガンのオーバーホール

パイプオルガンを部品単位で分解し、点検・清掃・組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことを「オーバーホール」といいます。

今日 8月3日(月)、新潟教会のオルガンがオーバーホールに入ることになりました。作業は約一週間続きます。

NHK新潟放送局様から取材をして頂き、明日 8月4日(火)12時15分からNHK総合のニュースで紹介される予定となっております。(放送済)

2020年8月8日(土)の様子(最終日)

  • チューニングを行いました。音の微妙な調整はパイプの穴の微妙な大きさを叩いたり、木のかけらで調整したりする途方もない作業でした。
  • 作業は朝8時台から夕方まで続きました。

2020年8月7日(金)の様子

  • 空気を送るふいご(バルク)の整備を行いました。
  • パイプを一本一本元の場所に戻す作業を行いました。

ふいごの部品であるバルクは大くの場合は羊革で作られますが、羊革は薄くて柔らかいため5年ほどで破れてしまうことがあります。そのため、前回のオーバーホールの際により長くもつ牛革を使用しました。そのため、今回は交換せずにこのまま使い続けることができるそうです。主任司祭が今回整備を担当して下さった方に「30年後も使い続けられるでしょうか?」とお尋ねしたところ、担当の方は「はい!」と自信を持って返事をしてくださいました。

2020年8月6日(木)の様子

  •  すべての音に対応した「バルク」と呼ばれる部品を整備しました。
  • 足鍵盤を取り外して整備しました。

2020年8月5日(水)の様子

  • 4日に引き続き各パイプの中を掃除しました。
  •  空気アクション式特有の機構の点検作業を開始しました。

「空気アクション式」パイプオルガンで現在演奏できるものは国内に2台しかありません。

2020年8月4日(火)の様子

  •  鍵盤をすべて取り外して、鍵盤部分の整備が完了しました。
  • 木で作られたパイプの中に入って、出られなくなってしまった雀がいました。

2020年8月3日(月)の様子

  • 金属製のパイプをすべて取り外しました。