オルガンのオーバーホール
2020年8月8日(土)の様子(最終日)
- チューニングを行いました。音の微妙な調整はパイプの穴の微妙な大きさを叩いたり、木のかけらで調整したりする途方もない作業でした。
- 作業は朝8時台から夕方まで続きました。
2020年8月7日(金)の様子
- 空気を送るふいご(バルク)の整備を行いました。
- パイプを一本一本元の場所に戻す作業を行いました。
ふいごの部品であるバルクは大くの場合は羊革で作られますが、羊革は薄くて柔らかいため5年ほどで破れてしまうことがあります。そのため、前回のオーバーホールの際により長くもつ牛革を使用しました。そのため、今回は交換せずにこのまま使い続けることができるそうです。主任司祭が今回整備を担当して下さった方に「30年後も使い続けられるでしょうか?」とお尋ねしたところ、担当の方は「はい!」と自信を持って返事をしてくださいました。
2020年8月6日(木)の様子
- すべての音に対応した「バルク」と呼ばれる部品を整備しました。
- 足鍵盤を取り外して整備しました。
2020年8月5日(水)の様子
- 4日に引き続き各パイプの中を掃除しました。
- 空気アクション式特有の機構の点検作業を開始しました。
「空気アクション式」パイプオルガンで現在演奏できるものは国内に2台しかありません。
2020年8月4日(火)の様子
- 鍵盤をすべて取り外して、鍵盤部分の整備が完了しました。
- 木で作られたパイプの中に入って、出られなくなってしまった雀がいました。
2020年8月3日(月)の様子
- 金属製のパイプをすべて取り外しました。